プラントの保温工事における保温・保冷・省エネへの役割

プラントの保温工事は省エネで環境保全につながる!素材についてもご紹介

プラントの保温工事や保冷工事を実施する理由について、あまり理解していないという方もいらっしゃるかもしれません。施工には費用がかかりますが、省エネになり冷暖房費用を抑える事が可能です。こちらでは、保温効果の役割や素材としてよく使われるロックウールについて解説いたします。

保温工事は省エネなどの環境保全における役割も!

快晴の空と木

プラントの保温工事はトラブルや劣化を防止するうえで欠かせません。さらに、環境保全にも役立っています。

一般的に熱エネルギーは低い温度から高い温度の場所に移動し、同じ温度に近づこうとします。つまり、冷房のパイプなら温まり、お湯のパイプならぬるくなるのです。

移動中に温度が変わる状況なら、目的の温度を保つためにより多くのエネルギーを消費する事になります。

熱を損失させない

暖房器具を使用する時期は、暖房器具で暖めた空気を通るダクトが外気温の影響で冷やされてしまいます。より強く暖めるためには、ガスや石油の消費量を増やす必要が出てきます。一口にダクトといっても、下記のように多くの部品があり形状も異なります。

  • 部屋とつなぐ部分の吸込や吹出ボックス
  • カーブ部分にあたるフレキシブルダクト
  • 直線のスパイラルダクト
  • つなぎ目のカラー

直線的なスパイラルダクトだけを保温しても、他の部分で外気温に触れてしまえば熱は逃げてしまいます。中心部分だけでなく、ダクトやパイプ全体を継ぎ目なく保温する設計が省エネを意識するうえで大切です。

保冷も同様に重要

保温工事のみならず、保冷工事も省エネにつながる大切な工事です。暑い時期の冷房や冷水配管の移動中、外気によって温度が上昇し、ぬるくなると目的を果たせません。より強く冷やすためには電気を必要とします。省エネ環境を意識する場合、保温工事と同様に保冷工事が必要です。

なお、冷やすよりも暖めるほうが一般的にはエネルギーを多く消費します。どちらか一方だけでよいわけではありませんが、保温工事のほうが省エネ効果は大きいのです。株式会社翔陽は-198℃~1000℃まで、幅広く特殊な断熱工事に対応いたします。保温工事や保冷工事はお任せください。

保温・保冷に優れたロックウールとは

クエスチョンマークと電球の絵

プラントの保温工事で主に使われる素材の一つが「ロックウール」です。

人造繊維物で原料は鉱物

ロックウールは人の手によって作られた素材です。材料は鉱物で、温めながら溶かして遠心力で飛ばし、繊維として固めていきます。製造方法としてはわたあめと同様の手法です。

保温工事でよく利用されるグラスウール繊維と製造方法が似ていますが、素材が違います。

空気を多く取り込んでいるので暖かい

空気を含みながら固めていくロックウールは、多くの空気を取り込んでいる素材です。実はセーターと同じ理屈で保温効果があります。冬にセーターを着ると暖かいのは、暖められた空気をセーターの中に閉じ込めているためです。

しかし、風が吹いて空気が抜けていくと寒くなってしまいます。ロックウールは体積の95%以上は空気です。セーターを何重にも着ているような素材と考えるとわかりやすいでしょう。

耐熱性に優れている

保温効果のあるロックウールは耐熱性の高さも特徴です。元の原材料が鉱石なので、ガラスよりも高温に耐性を持っています。一般的なロックウールの耐熱温度は約400℃~700℃です。製品によっては800℃以上も耐えられます。

一方、グラスウールは300℃以上で通常変形します。非常に高温となる特殊な環境下での保温素材としてはロックウールが向いています。

柔軟性もあり扱いやすい

鉱石のためグラスウールよりは劣るものの、柔軟性も持ち合わせています。また、折れにくい性質がありながら、カッターなどでもカッティングしやすく、様々な場所に利用できる素材です。現場で加工しやすい事から、保温工事では素材として選ばれます。

プラントの保温工事は省エネに貢献!

プラントに保温工事を実施すると、温度を一定に保つ効果により省エネにつながります。保冷と併せてダクトや設備を工事すると、燃料費の節約に加えて環境保全にも貢献できるのです。保温工事でよく使われるロックウールは、空気をまとった鉱石が原料で高い温度に耐えられます。

頑丈ながら柔軟性があり、簡単にカットできるため保温工事の現場ではよく使われる代表的な素材です。

株式会社翔陽はプラントの保温工事などに対応しております。ロックウールやグラスウールなどの販売も行っているため、ぜひご相談ください。

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プラントの断熱・保温・板金に関するお役立ち情報

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会社名 株式会社 翔陽
代表者 吉田 和寛(よしだ かずひろ)
事業内容
  • 保温工事
  • 保冷工事
  • 防露工事
  • 板金工事
  • 凍結防止工事
  • 塗装工事
  • リフォーム工事
  • ガラスコーティング工事
住所 〒317-0071 茨城県日立市宮田町4-9-6
TEL 0294-33-6470
FAX 0294-33-6471
従業員数 5名
創業 2014年5月22日
資格 熱絶縁施工技能士
URL https://syoyo-corp.com/
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