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液体配管

液体配管は、飲料水、汚水、油などの液体を輸送するための配管です。

・水配管

内側に空気だまりができると詰まってしまうため、必要に応じて配管の口径を小さくしたり、空気抜き弁を付けたりします。また、寒さに弱く、凍結すると破損してしまうおそれもあります。さらに、乱流が発生すると摩耗や腐食を引き起こすので、設置する場所に応じた対策が必要になります。

・油配管

油には腐食性の高いものがあり、油を通すと配管に圧力がかかります。そのため、油配管は水配管に比べて、耐圧性と耐久性に優れているのが特徴です。

気体配管

空気や蒸気をはじめ、フッ素や炭素などの冷媒、ガスや水素などの燃料を輸送するための配管です。

・蒸気配管

蒸気を輸送する際に配管内部が高温高圧になるため、熱と圧力に強い鋼管が使われる事が多いです。

・冷媒配管

冷媒配管の場合、内部の圧力と温度が変わると、エネルギーロスが起きやすいです。そのため、配管の口径は適切な大きさを選ぶ事が重要になります。

・ガス配管

ガス配管は腐食しやすいため、ポリエチレン管や樹脂被覆鋼管が使われます。

粉体配管

粉体配管は粉体を輸送するための配管です。小麦粉や砂糖、粉末状の調味料などを取り扱う食品工場に設置されています。粉体の輸送方法は吸引と圧送で、粉体配管にも吸引配管と圧送配管が使用されます。

粉体は配管内で詰まりやすいため、内側の表面を滑らかにして設計したり、曲げ部分を少なくしたりするなどの工夫が必要です。また、輸送する粉体が爆発する可能性がある場合は、静電気を防止する対策も行います。

ダクト工事の費用を左右する要因

・工場の規模

作業する面積が広ければ、それだけ材料と人件費がかかります。小規模な工場のダクト工事に比べると、大規模な工場のほうが費用は高くなる傾向があるでしょう。

・ダクト工事を行う場所

ダクトの場所は工場によって異なります。2階に設置する場合は足場を組んだりするため、1階に設置するより費用は高いです。設置場所が上がるごとに、費用も上乗せされるケースも少なくありません。

・ダクトの性能の違い

ダクトは換気が必要不可欠な飲食店やプラントだけでなく、オフィスや病院などにも設置されています。ダクトは多種多様の種類があり、設置する場所によって必要な機能が異なります。例えば、油や香辛料を使う飲食店のキッチンではパワフルな空調機材が必要な分、費用も高いとされます。

プラントの場合、取り扱う素材や原料によって消臭、空気洗浄の機能などが必要になり、費用が高くなる傾向にあります。

・素材の違い

ダクトに使われる材料には様々な種類があります。機能が同じでも、亜鉛メッキのような安価な素材を選べば費用を抑える事が可能です。しかし、安さばかり追求した結果、すぐに劣化したり修理が必要になったりと、結果的にコストは高くなるケースも少なくありません。

油や煙が出るプラントであれば、費用は高額ですが、耐久性に優れたステンレス製もおすすめです。

見積もりを依頼するときのポイント

見積もりは相場を知るために、複数の業者に依頼する事が重要です。費用が安くても、いい加減な工事をされて生産率が下がってしまう可能性などもあります。費用も含めて、信頼できる業者を選ぶ事が何よりも大切です。