プラント工事・保冷工事はお任せ!防露の必要性と方法

プラントでの結露発生が大損害につながる!?プラントの保冷・防露工事の重要性

プラント工事における防露工事(保冷工事)の重要性をご存じでしょうか。プラント内で発生した結露をそのまま放置しておくと、設備が劣化するだけでなく、製品・商品そのものに大きなダメージを与えてしまう可能性があります。こちらでは、結露が発生するメカニズムと、プラントの保冷工事・防露工事の重要性についてご紹介いたします。

プラント工事で気を付けたい結露が発生する要因について

プラント工事で気を付けたい結露が発生する要因について

結露はなぜ起こるのか

結露の発生は、温度変化と空気の水蒸気量が関係しています。

空気はある程度の水蒸気を含んでいますが、空気中に含む事ができる水蒸気量は温度によって変化します。それぞれの温度において、最大限に含む事ができる水蒸気量を「飽和水蒸気量」と呼びます。

各温度による飽和水蒸気量は、0℃で「4.8g/立方メートル」、10℃で「9.4g/立方メートル」、20℃で「17.3g/立方メートル」、30℃で「30.3g/立方メートル」です。これらの数値を見てもわかるように、飽和水蒸気量は温度が高いほど多くなり、低ければ少なくなります。

温度の高い夏は湿気が多く、温度の低い冬は乾燥気味になるというのは水蒸気量が関係しているのです。

暖かい空気の中にあるグラスに冷たいビールを注ぐと、グラス付近の空気も急に冷やされて温度が下がります。温度が下がると飽和水蒸気量も少なくなるため、空気中に含む事ができなくなった水蒸気は、水滴などの目に見える形でグラスに現れます。これが結露の仕組みです。

結露の種類

・表面結露

表面結露とは、建物や設備の表面で発生する結露の事です。温度が低い状態にある建材や設備機器の表面に、暖かく湿った空気が流れ込む事で起こります。

・内部結露

内部結露とは、建物や材料の内部で発生する結露です。暖かい空気が断熱材の内部に侵入し、冷たい外気に触れる事で飽和水蒸気量が少なくなり、結露が発生します。

一般的に断熱材が入っている壁などは表面温度の変化はなく、結露は起こりません。しかし、室内側に防湿材を取り付けていない場合、暖かい空気が壁の中に侵入して、結露が発生する可能性があります。

内部結露は表面結露とは違って目につきにくい内部で起こるので、発見が遅れてしまう事も少なくありません。

プラント工事における防露の必要性と方法について

プラントにおける防露工事(保冷工事)

プラントにおける防露(結露防止)の必要性と結露を防止する方法について見ていきます。

なぜ防露が必要なのか?

結露がプラント内で発生する事は何が問題なのでしょうか。プラントといっても様々な種類があり、扱う製品や商品によっては「水が付着しては困るもの」も多いです。

プラント内には冷房・冷水配管などが配置されており、そのままの状態にしておくと気温の変化によって表面結露が発生します。結露によって生じた水滴が製品に落ちたら、製品そのものを廃棄しなければならないという事態になりかねません。

プラント内の設備は電気によって稼働しているので、結露による水の発生で漏電事故につながるおそれもあります。また、結露の発生をそのまま放置しておくと、建物や設備で劣化・腐食が起こり、メンテナンス費用が高くかかってしまう事もあるでしょう。

このような事態を未然に防ぐためにも、防露対策は非常に重要なのです。

結露を防止する方法

プラント内で結露を防ぐためには、防露工事(保冷工事)が必要です。

防露工事を行う事でプラントの配管内部に暖かい空気が流れ込まないようにし、結露を未然に防ぎます。防露工事のポイントとなるのは防湿材です。配管などに保温材を巻くと熱の発散を防げますが、空気層(中空層)には水分が溜まりがちです。

水分が溜まると保温材の繊維同士がくっつき、断熱性能が低下するだけでなく、水滴が落下する可能性も高まります。

防湿材を取り付ける事で水分の浸入を防ぎ、結露を防止する事ができます。防露工事の流れとしては、まずは配管に保温材を巻き、次に防湿材、さらにその上から金属板を巻いてカバーする(ラッキング)という形になります。

結露の被害を防ぐには防露工事が必須!保冷・防露工事はプロに依頼を

金属や精密機器を扱う工場では、製造過程で水滴が落ちてしまうとその製品価値は大きく低下してしまいます。

食品・化学工場の場合、商品に水滴が落ちるのは致命的です。廃棄の必要性も出てくるでしょう。結露による水滴で莫大な損害が出る可能性があるという事を考えれば、防露対策はいかに重要かがわかります。結露による被害を防ぐには、保冷・防露工事の実施は欠かせないといえます。

株式会社翔陽はプラント・設備における保冷・防露工事のプロです。プラントの保冷・防露工事をお考えなら、お気軽にお問い合わせください。

プラントの断熱・保温・板金に関するお役立ち情報

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会社名 株式会社 翔陽
代表者 吉田 和寛(よしだ かずひろ)
事業内容
  • 保温工事
  • 保冷工事
  • 防露工事
  • 板金工事
  • 凍結防止工事
  • 塗装工事
  • リフォーム工事
  • ガラスコーティング工事
住所 〒317-0071 茨城県日立市宮田町4-9-6
TEL 0294-33-6470
FAX 0294-33-6471
従業員数 5名
創業 2014年5月22日
資格 熱絶縁施工技能士
URL https://syoyo-corp.com/
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