【プラントの板金工事】メンテナンスの必要性や配管・ダクトの板金工事の注意点

プラントの板金工事はメンテナンスも重要!配管・ダクトの板金工事で注意したい点

プラントの板金工事やメンテナンス工事を怠ってはいませんか。プラントの定期点検とメンテナンスはとても重要です。

こちらでは、メンテナンスが必要な理由をはじめ、配管やダクトの板金工事を行う際の注意点についてご紹介いたします。

配管・断熱工事はメンテナンスも重要!

ネジとスパナ

プラント設備のメンテナンスが重要な理由を理解するにあたり、配管・断熱工事などのメンテナンスを実施する目的や具体的な工事内容について解説いたします。

プラントメンテナンスの目的

・プラント内の安全確保

石油や化学品を扱うプラントでは事故や火災が発生するリスクがあります。従業員が安全に作業に従事できるよう、定期的な点検とメンテナンスが必要です。

・生産性および品質の向上

設備に不具合が生じると稼働率が低下し、生産性も落ち込んでしまいます。定期的に設備を見直して最新モデルに入れ替えるなどの対応を実施する事で、生産性を維持できるだけでなく品質向上も実現できるのです。

・耐用年数の延長

プラントは日々稼働させているため、徐々に設備が劣化したり摩耗したりしていきます。メンテナンスを行えば、プラントの耐用年数を延ばし通常よりも長持ちさせるのに効果的です。

メンテナンスで行われる工事

メンテナンスでは必要に応じて次のような工事を行います。

・メンテナンス工事

プラントの定期点検で見つかった故障箇所の修理、交換などを行います。

・保冷・保温工事

熱が外に出てしまったり、外気が入ってしまったりすると、プラント内の温度を一定に保てなくなり電気や燃料を浪費してしまいます。熱損失を防ぐ保温・保冷工事は、コスト削減と二酸化炭素排出の削減にも効果的です。

・防食工事

配管やタンクがむきだしのままになっていると錆が生じ、穴があくおそれがあります。錆の発生を防止するための処理が防食工事です。

・防音工事

騒音は健康への悪影響があるだけでなく、周辺住民とのトラブルの原因にもなりかねません。防音工事はプラントで発生する騒音を軽減する工事を行います。

・ダクト・配管工事

ダクトや配管が汚れるとプラント内の環境が悪化します。ダクトや配管にも寿命があるので、定期的な交換が必要です。

配管・ダクトの板金工事での注意点

配管やダクト

配管やダクトの板金工事で内容に問題があると、業務に支障が出てしまいます。板金工事は熟練の技が必要になるため、技術力が乏しいとトラブルが生じかねません。

板金工事を依頼する際に、注意しておきたいポイントがあります。

ひび割れ・ズレ

板金工事では曲げ加工をする際に、ひび割れやズレができてしまう事があります。配管とダクトにひび割れ・ズレが生じると、プラント内に汚水が漏れたり悪臭が発生したりしてしまうのでとても危険です。ひび割れ・ズレの原因には次のようなものがあります。

・板金の素材

ステンレス鋼やアルミ材を採用すると、ひび割れ・ズレが生じやすい傾向にあります。

・素材の圧延方向

板金には衣類の繊維のようなものがあり、その繊維の向きが圧延方向です。曲げ加工を圧延方向と垂直に曲げるとひび割れが生じます。

・設計の問題

箱曲げの端や引張力が残るせん断された部分なども、ひび割れ・ズレが生じやすい箇所です。配管とダクトを設計する際はひび割れ・ズレも考慮して、曲げ線を選択しながら設計する事になります。設計に問題があれば、どんなに技術力の高い職人に板金工事を依頼してもひび割れ・ズレを防ぐ事は難しいのです。

板金の加工精度

加工精度は板金の厚さによりますが、一般公差はプラスマイナス0.5mm、高度精度の曲げ加工であればプラスマイナス0.02mmも可能です。

加工現場で生じるトラブル

加工現場でひび割れ・ズレに対処したり、寸法を測定したりすると新たなトラブルが生じる事もよくあります。

設計技師と職人の連携

完璧な設計図があっても、精度の高い配管やダクトは完成させる事はできません。職人は設計技師がどうしてそのような設計にしているか、理解したうえで作業に取り組む事で、初めて設計通りの配管やダクトになります。板金工事では設計技師と職人のコミュニケーション、連携がとても重要なのです。

プラントのメンテナンス工事は株式会社翔陽にご相談ください

プラント内の安全確保、生産性や品質の向上などを図るうえで、メンテナンスは欠かせません。また、板金工事ではひび割れ・ズレが生じる可能性があるため、素材や圧延方向などに注意が必要です。定期点検を実施して劣化や故障箇所が見つかった場合は、状態に応じた工事が必要となります。

株式会社翔陽では、プラントの断熱工事、保温工事、板金工事、熱絶縁工事、防音工事が可能です。同時施工も承ります。茨城を中心に、日本全国で対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

プラントの断熱・保温・板金に関するお役立ち情報

プラントの板金工事や特殊加工ができる業者をお探しなら株式会社翔陽へ

会社名 株式会社 翔陽
代表者 吉田 和寛(よしだ かずひろ)
事業内容
  • 保温工事
  • 保冷工事
  • 防露工事
  • 板金工事
  • 凍結防止工事
  • 塗装工事
  • リフォーム工事
  • ガラスコーティング工事
住所 〒317-0071 茨城県日立市宮田町4-9-6
TEL 0294-33-6470
FAX 0294-33-6471
従業員数 5名
創業 2014年5月22日
資格 熱絶縁施工技能士
URL https://syoyo-corp.com/
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