プラントの保温工事・断熱工事や設備工事・板金工事なら株式会社翔陽へ

保温工事を実施しないリスク

保温工事が施されていない配管は外気温との差により、結露を生み出します。結露を放置し、濡れたままの状態で発生する問題は様々です。

まず、配管の下に水が溜まってしまうと周辺の転倒事故を誘発します。大型機器を動かす工場なら巻き込まれての大ケガにつながり、従業員の命を奪ってしまう状況になりかねません。

濡れた状態が放置されてカビが発生すると、食品加工工場なら責任問題に発展します。顧客からのクレームが入るだけではなく、会社の上層部から品質管理が問われる状況です。衛生面を意識する工場プラントにおいて、保温工事は欠かせません。

また、濡れている状態の放置は、天井や壁にシミが発生する要因にもなります。取引希望会社の従業員が工場見学に訪れた際に、印象を大きく下げてしまう状況になりかねません。

保温工事は設置時だけではなく補修も必要

建設時にプラントへ保温工事を実施していた場合でも、いつまでも保温効果が継続するわけではありません。建築から長い年数が経っていると、今まで問題のなかった場所に結露や水漏れが発生する可能性も考えられます。劣化による配管部品の落下は品質管理上の大きな問題です。商品に混入すれば製造事故となり、工場の機器にかかれば故障の要因になります。

保温効果がなくなってきていると感じているなら、早めの修復をご検討ください。株式会社翔陽は大きな工場から比較的小規模の店舗まで、幅広く対応しております。

保温工事を施す設備

室内の気温で設備の温度が下がらないように、設備を保温材で囲います。実施される設備の一例は下記のとおりです。

• 冷暖房機器
• 給水排水設備
• ガスの配管
• ボイラー
• 乾燥装置
• クリーンルームへ空気を送るダクト

保温材のカット

保温材を取り付ける対象物に合わせたサイズへ切断します。保温材として主に使われる素材は下記のとおりです。

• 人造鉱物繊維保温材
• 無機多孔質保温材
• 発泡プラスチック保温材
• 金属保温材

特によく使われるのは、人造鉱物繊維保温材に分類されるロックウール材やグラスウール材です。設備の温度や使用目的によって最適な素材は異なります。ノウハウをもとに保温材を選定するのも絶縁工事業者の大切な仕事です。

取り付け作業

カットした素材はボルトなどを活用して取り付けます。取り付け後に保温材と保温材のつなぎ目など、隙間部分をコーキングで塞げば設置完了です。人がよく目にする場所では素材をむき出しにすると見た目が悪いので、金属板やテープの巻き付けなどで仕上げるのも作業の一環です。また、結露を防ぐため、保温材の外側はさらにシートなどで保護します。

ラッキング（保温板金工事）

保温材工事を施した上から、さらに下記の素材を薄くしたもので巻いて配管を保護する作業です。

• ステンレス
• アルミ
• カラー鉄板

建築時の保温工事で実施する以外にも、過去に施した保温工事の箇所が劣化してきた際にも必要となる作業です。