建物を守る熱絶縁工事!「株式会社翔陽」は断熱から加工までトータルで承ります!
火災時の建物の安全性を高める方法のひとつが「耐火被覆工事」です。鉄骨造の建築物は高温時に変形しやすいため、耐火性を持つ材料による被覆が有効とされています。耐火被覆工事は、建築基準法で定められた基準に応じて設計され、学校や病院、高層ビルなど多くの施設で採用されています。
本記事では、耐火被覆工事の目的や基準、工法の種類について、現場対応の視点から解説します。
株式会社翔陽では、熱絶縁工事における断熱材の施工と板金加工について、一貫した対応体制を整えています。配管の保温や熱の損失に配慮した施工内容をご提案し、設備環境に応じて柔軟に対応しております。工程全体を把握しながら、現場の状況に合わせた管理を行うことで、スムーズな施工を目指しています。
断熱性のある材料で被覆し熱から守る

鉄骨造は、一般住宅から高層ビルまで幅広い建造物に使用されることが多い構造体です。強度が高く頑丈で、地震で崩壊することが少ないというメリットがある一方、熱に弱く300~500度の熱で柔らかく曲がってしまうというデメリットがあります。
火災が発生した際には、火が鎮火するまで建物が崩壊してしまわないように、建物を支える鉄骨を炎から守らなくてはなりません。そのためには、火に弱いという弱点を補うために「耐火被覆工事」を行います。鉄骨を耐火性・断熱性の高い材料で覆い、建物崩壊のリスクを防ぐのです。
ここでは、耐火被膜工事について詳しく解説します。
耐火被覆工事が必要な基準
当然ながら建物を建てる際は、建築基準法を遵守しなければなりません。建築基準法施行令第107条には、建物に必要な安全確保の条件が定められています。
建物の階数や構造に応じて耐火構造の基準が定められており、特に以下の場所で、耐火被覆工事が義務付けられています。
- 学校や病院、映画館などの特殊建造物
- 避難の難しい3階建て以上の建物
- 建物が密集している市街地など、防火地域・準防火地域に指定されている地域
これらの建物で必要な耐火構造の基準は、次のとおりです。
・非損傷性
まずは火災による破損を少しでも防ぎ、建物を倒壊させないことです。耐火構造が必要な建物には、変形や溶解、破壊などが生じないことが求められます。
・遮熱性
火災発生時には、火が発生したポイントから燃え広がらないようにすることも重要です。また、床や壁の遮熱性を上げ、燃える恐れのある温度まで上昇させないことも求められます。
・遮炎性
床や壁と同様に外壁や屋根にも、外部に被害を広げないための性能を要求しています。万が一屋根が焼け落ちてしまった場合、周辺の建物に火の粉が飛び移ってしまう可能性があります。建物外に、火災の原因となる亀裂をつくったり、損傷させたりしないための設計が必要です。
「非損傷性」「遮熱性」「遮炎性」の3つがそろって、学校や高層ビルなどの建造物が建てられます。
耐火被覆工事の工法
具体的に熱絶縁工事では、断熱材や板金などで対象部分を覆ったり、耐火塗料で塗装したりします。耐火被覆の工法として代表的なものを4つご紹介します。
・吹き付け乾式工法
吹き付け乾式工法は、耐火被膜工事としてよく使われる工法の1つです。使用される材料には、ロックウールとセメントがあります。鉱物を原料にしたロックウールは、火に強く、高い耐火性能があります。
事前にロックウールとセメントを混ぜ合わせたものを用意し、工事現場で直接吹き付けて柱や梁を固定します。コストと時間的に、効率よく仕上げることができる工法です。
・巻き付け工法
巻き付け工法は、シート状になった高耐熱ロックウールを、柱や梁に巻き付ける工法です。施工ではシートをピンで留めるのみのため、工事で発生する粉塵の飛散が少なく、現場をきれいに保てます。
・成形板工法
成形版工法は、耐火性の高いけい酸カルシウムを材料として使用する工法です。けい酸カルシウムの耐火被覆板は下地と仕上げの両方に使用できるため、工程を簡素化できます。
・耐火塗料工法
耐火塗料工法は、柱や梁に直接、耐火塗料を塗る工法です。火災時には塗料の膜が発泡し、断熱材を形成します。塗膜であることにより施工面が薄いため、一見他の工法よりも耐火性能が劣っているように見えますが、1時間以上火に耐えることが可能です。
火災から建物を守る熱絶縁工事や板金工事を実施!

鉄骨造は、病院や学校などの公共施設、高層ビルなど多くの建物に使用されている構造体です。鉄骨造は火災に強いイメージがあるかもしれませんが、実際は木造よりも劣るといわれています。理由として、木造は木が燃えきるまでに時間がかかることにより避難の時間が確保できる一方で、鉄骨は一部でも融解することで一気に崩れ落ちる危険性があるからです。
そのため、鉄骨造の建物の場合は、耐火性能を別の工事で付随させる「耐火被膜工事」の工程が必要です。耐火被膜工事では、火災発生時に鉄骨を守るために断熱性のある素材や板金を使用した工事が実施されています。耐火構造の基準は、「火災で建物を崩壊させない」「床や壁から燃え広がらせない」「外壁や屋根から周辺住宅に飛び火させない」の3つです。
熱絶縁工事・耐火被覆工事に対応する株式会社翔陽の設備工事
株式会社翔陽では、茨城を拠点に熱絶縁工事や耐火被覆工事など、各種設備工事に対応しています。配管保温や断熱材の施工、建物の使用環境に応じた熱対策など、目的や条件に合わせた工事内容をご提案しています。
また、現場状況に応じて板金加工も実施しており、商業施設から工場まで幅広い対応実績があります。保温・防露・防音・塗装などの関連工事についてもご相談いただけます。設備工事をお考えの際は、お問い合わせフォームよりご確認ください。
茨城の設備保温・断熱工事をお考えの方へ
「株式会社 翔陽」 特設サイト
プラント設備に関する保温・断熱工事や板金工事など、設備条件に応じた各種施工に対応しています。特殊加工やラッキング処理、施工後の点検にもご相談可能です。茨城で保温工事をご検討中の方は、株式会社翔陽の対応内容をご確認ください。
熱絶縁工事に関する豆知識
凍結や熱損失に配慮した保温・熱絶縁工事に対応する株式会社翔陽
| 会社名 | 株式会社 翔陽 |
|---|---|
| 代表者 | 吉田 和寛(よしだ かずひろ) |
| 事業内容 |
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| 住所 | 〒317-0055 茨城県日立市宮田町4丁目9−6 |
| TEL | 0294-33-6470 |
| FAX | 0294-33-6471 |
| 従業員数 | 10名 |
| 創業 | 2014年5月22日 |
| 資格 | 熱絶縁施工技能士 |
| URL | https://syoyo-corp.com/ |

